B.A.L

旧Belltone Audio Lab.

Belltone Audio Laboratory Twitter:@belltoneaudio ポータブルオーディオにまつわる日々

■1BA2DD Original Xiaomi In-ear Hybrid Earphones Pro HD / B.A.L レビュー 100時間エージング追記アリ

移転しました。

Original Xiaomi In-ear Hybrid Earphones Pro HD

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※11/27 50時間エージングの追記あり

 

最近は体調不良と仕事の忙しさから全く更新できていませんでしたが、色々と聴いたりはしていました。

そしPistonやスマホで有名はXiaomiから面白いイヤホンが登場したという事で早速購入!

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なんとお値段は25.99ドルです。
めちゃくちゃ安いですね。
私は27ドル+DHL送料プラスで4000円ちょいで購入しました。

人生二度目のチャイナ通販ですが、到着まで10日程度と思っていたより早く届いたというのとDHLも結構適当だな思いました。

 

私が購入したのはgearbestというサイトからです。
こちらに記載のスペックとXiaomiのサイトに記載のスペックが結構違うのでどちらを信じたらいいものか?

また、同じような名前で2BA1DDのイヤホンも出してるようで間違いやすいです。

 

箱に書いてあるのはこちらのスペックです。
■Gearbestスペック■

Xiaomi in-ear three-unit driver earphones
Dual dynamic and balanced armature drivers, for detailed sound
Graphene vibrating diaphragm
Elastic ground cable


Headset type: Dynamic
Connectivity : Wired
Connecting interface: 3.5mm
Application: Computer,Mobile phone,Portable Media Player,Sport
Plug Type: 3.5mm
Cable Length (m): 1.25m
Frequency response: 20 - 40KHz
Impedance: 32ohms
Sensitivity: 98 dB (S.P.L at 1KHz)
Package Contents: A set of Mi In-Ear headphones pro | 3 sets of ear buds, each with a different size(XS/S/L)

 

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実際のイヤホンは音量が少しとりにくい部類のイヤホンでしたので98dbが正解かもしれませんね。

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ちなみにこのイヤホン何が面白いかというと構成です。
1BA+2DDという点です。
どこのBAかは記載がありませんでしたが、値段から考えるとknowlesやsonionではなく最近良くも悪くも話題の中華BAかもしれません。

 

ダイナミックドライバーはグラフェンコートされている振動板を使用しているという事で締りもあって量もちゃんとあるローが聴けるのでは?!と勝手に決めつけ即発注しちゃいました。

 

しっかりパッケージングされていてあまり安物感を感じませんね。
イヤホン本体と収納袋とプラのケースにイヤーピースとケーブル巻くアレが入っています。

 

付属のイヤーピースはフィット感がいまいちでしたのでFinal Eタイプを使用しました。
フィット感は良好になりましたが、イヤホンの音の相性と合わせて最終的にはコンプライのTSに落ち着いています。

 

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■サウンドについて■

●クロストーク

リケーブルできないのでクロストーク多かったら投げ捨てようと思っていたが、思っていたよりも少なめで安心。
こどんぐりよりも少なくちょんまげ3号と同程度。
通常レベルの使用で気になる事も特になさそうなレベル。

●音場

ウンドステージは左右は気持ち広め。
特に狭いとも広いとも感じないが3連等タムの鳴りを感じる事も出来る。
奥行きはあまり感じにくい部類で決して広くはありません。

●サウンドバランス

箱出し直後のファーストインプレッションはハイが強めの逆ピラミッドバランス。
一聴するとドンシャリ的な音でもある。

ハイは結構強く出ているが刺さるというわけではない。
深いローは出てはいるがロー全体が弱めの印象。
低域はどちらかといえば締りのあるローが出るタイプ。
ドラムのキックやタムがアタックが強く感じられるのでロックやメタルにスクリーモ等聴いていて気持ち良いイヤホンです。

マクセルのグラフェンイヤホンの時もそうだったがグラフェンコートのダイナミックはエージングで時間をかけると印象が大きく変わってくるのでここに期待中です。
⇒時間をかけてくるうちにローの量も出てくるようになってきたように感じています。


●フィット感&遮音性

フィット感はイヤーピースによる部分が大きいが良い部類ではない。
遮音性もダイナミックを積んでいるので前後で空いているベントから漏れてシャカシャカしてくるタイプ。
Final Eタイプやスピンフィット、スパイラルドットでは全面のベント部分からも結構漏れてくるので遮音したい場合はコンプライやCrystal tipsがオススメ。

 

■まとめ■

まだエージングも済んでいるわけではないので完全な評価はまだ出来ない部分もあるのですが、この値段から考えるとかなり良い出来のイヤホンだと思います。
この価格帯で私にありがちな少なくとも安いから買ってみたけど音がイマイチで投げ捨てたくなるようなレベルではありません。
特に収納袋を見ると1more Designと書いてあるのでそのうちeイヤホンでも販売されるようになるかもしれません。

 

11/27追記

とりあえず50時間は鳴らしました。

最初の印象とはだいぶ変わり全体的にまとまりよくバランスも平均的に近づいてきました。

中低域は量も出てきて高域が少し落ち着いたように感じます。

サウンドステージは左右の端に奥行きが少し出ているような気がしますね。

キックのドコドコとかは相変わらず目立ちます。

やはり値段から考えると優秀なイヤホンです。

グラフェンなのでまだまだ鳴らせば変わるのかもしれません。

変化があればまた追記します。

 

 12/01追記

100時間経過しました。
前回程の大きな変化は感じられないのですが若干帯域のバランスが変化してきたように感じます。
感覚的には
低域→5
中域→4
高域→6
で中高域と超高域もやや出てる印象です。
キック、スネア、タムのアタックが強く感じる部分や音場は変わりないように思います。
というか鳴らしの為に常時使っていますが、使っていけばいく程いいイヤホンだなと感じるようになってきました。
アタックが強いのもそうですがギターとかを聴いていてもピックのアタック音や輪郭や細かい部分が結構わかります。
高域も結構出ているけど耳痛くはないというのも良い点だと思います。
ただ低音に関しては量的にはそこまで変化がないので低音が一番多くないとイヤ!とかピラミッドバランスが至上!という方には向かないイヤホンだと思います。
あとイヤホンって基本的にクリアネスというか高周波歪率からくるクリアー感があると思うのですがこのイヤホンは結構クリアーです。
数万するイヤホンでも結構歪みっぽかったりする中でこの価格でっていうのはすごいなと思いますね。
また、BAとDDを同軸に配置されているので違和感も少ない点も良いなと再認識しました。

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