B.A.L

旧Belltone Audio Lab.

Belltone Audio Laboratory Twitter:@belltoneaudio ポータブルオーディオにまつわる日々

FIDUE MMCX 2.5mmプラグ バランス接続ケーブル 7N/レビュー

移転しました。

f:id:belltoneaudiolab:20160727131250p:plain

CAYIN N5を購入したのでこれに合うバランスケーブルを…という事で早速買ってきました。

 

アンバランスのケーブルなら馴染みもあってわかるのですがバランスケーブルはJH AUDIO ANGIEに付属のものとonsoの一種類と3.5mmバランス用のnobunaga labsの蜉蝣、BISPAの<替 Tai-クリア>しか私は聴いた事がありません。
DP-X1を聴く時はBISPAのバランスケーブルを使用。

 

Fidue自体も中国メーカーというのを知っていて、イヤホンを視聴した事があるくらいでケーブルまで出している事は知りませんでしたがなかなかの優れもののようです。
同価格帯のバランスケーブル、アンバランスケーブルを幾つか視聴した上で購入しました。

 

f:id:belltoneaudiolab:20160727131259j:plain

■決め手■
◎7N-OFCの銀メッキコーティング
○2.5mm4極⇒3.5mm4極の変換アダプタが付属

○名前がシンプル

 

以前は6Nだったものを7Nに変更しての再リリースのようですね。
この価格帯で7Nと謳っているものをあまり見かけた覚えがないのでお得感あります。

f:id:belltoneaudiolab:20160727131257p:plain

今はHA-2持っていないので使う機会はないのですが2.5mm4極⇒3.5mm4極の変換アダプタがついてくるのもお得感あります。単体だと2000円くらいするものです。

 

名前がシンプルというのも個人的に高評価です。名前や謳い文句は大層立派で高価だけど肝心の音質は…というケーブルも存在しますから。

f:id:belltoneaudiolab:20160727131254p:plain

ケーブル自体の外観的にはUEのCIEM用のケーブルに似ています。

 

MMCX端子はFidueのイヤホンではないものだと接点金属が露出するものもあるのですがそれ用にワッシャーがついているので安心です。

 

面倒臭がりなのでワッシャーかまさなくても接続できるならいいやと思ったのですが、実際つけてみるといい感じの見た目になりました。
⇒外でUE900sと交換しようと勢いよくケーブルを外したらそのままワッシャーが飛んで行って行方不明になりました…
リケーブル時は注意です。

f:id:belltoneaudiolab:20160727131253j:plain

安価なケーブルだと分岐部から先がLR真逆に癖がついていて微妙に使いづらかったりいうものがありますがこれも同様のパターンでした。

 

実際にnobunaga labsのIE80用のケーブルを二種類買って両方ともそうなっていた事がありますしAmazonで買った謎のケーブルでも同じ事がありました。

f:id:belltoneaudiolab:20160727131251p:plain

SHURE掛けする部分はワイヤー入りでしっかりコーティングされているので長時間の使用も問題なさそうです。

造り的には全体的に丁寧な印象を持ちましたが分岐部から先が私的には短く窮屈さを感じてしまいます。

f:id:belltoneaudiolab:20160727131258j:plain


私は普段はネックレスをつけているのでちょうどそこにぶつかるのが不快です。
試聴の時はいつも窮屈な姿勢で聞かざるを得ない事が多いので買うまでは気づきませんでした。

さて、ここまでは良い点と好きではない点がいろいろと出てきました。

では肝心の音はどうでしょう?

イヤホンはUE900sとSenferのUEsを使用。
20時間程エージングした後に、CAYINのN5とONKYOのDP-X1に繋いで聴きました。

 

まずはクロストークからチェック。
⇒バランス駆動ですので私の嫌いなクロストークはなし!

 

ノイズ周辺部をチェック。
⇒音場も広がりがありクリアーです。


N5のバランス接続では少々ホワイトノイズが入ってしまうのでノイズ周りやクロストークについてはDP-X1で細かくチェックをしました。

ケーブルの音自体は低域~高域まで綺麗に出ていて特に中域を軽くプッシュされているイメージで音はかなり良い感じです。

 

これは歌物をメインに聴く人に合いそうですね。

N5の場合、リッチな音がより濃厚になるといったところでしょうか。
私は全体を隅から隅まで聴きたい人なのでその場合この組み合わせではちょっと物足りない気持ちもあります。
DP-X1では全体的に良く気持ち歌が気持ちよく聴こえるようになりました。

同じケーブルでも接続する機材によって評価は変わってくるのがオーディオの面白いところだと思います。

3.5mm4極接続できるDAPかポタアン。
2.5mm4極⇒3.5mm3極に変換できるアダプタが気になってきました。

買った機材を生かそうと新しい機材に手を出す。まさに沼ってますね…

 

f:id:belltoneaudiolab:20160727131250p:plain


◆FIDUE MMCX 2.5mmプラグ バランス接続ケーブル

優れた音質でマニアからも高い評価を得ているFidueから、MMCX 2.5mmプラグバランス接続ケーブルが装いを新たに再登場!

・線材を6N-OFCから7N-OFCにアップグレード、限りなく純度の高い素材で更なる音質向上を実現
・同社フラッグシップモデルA83のコネクタ形状変更に合わせ、新仕様のA83にも対応したプラグ形状を採用
・A83以外でも汎用MMCXケーブルに対応したイヤホンであればリケーブル可能

最高のプレーヤーと最高のイヤホンをこのケーブルで繋いで至極の再生環境をご堪能下さい !

<仕様詳細>
プラグ形状: MMCX - 2.5mmバランス接続プラグ
線材: 7Nグレード無酸素銅 (OFC) 銀メッキ加工
ケーブル長: 約1.2m
パッケージ内容: ケーブル本体、3.5mm4極ステレオプラグ変換アダプター