B.A.L

旧Belltone Audio Lab.

Belltone Audio Laboratory Twitter:@belltoneaudio ポータブルオーディオにまつわる日々

■JH AUDIO ANGIE Universal Fit/レビュー

移転しました。

 

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私が購入したわけではないのですが、先日記事に書いていた通り友人Aが購入したのでじっくりと聴かせてもらいました。
とは言ってもアンジーとレイラは二日に一回くらい視聴しに行っているので既に聴き慣れた音になっています。

ドライバの構成としては

ハイx4
ミッドx2
ローx2

片耳合計8ドライバで両耳合計16ドラ3wayのイヤホンです。
音導管の長さを調整して鼓膜に到達する時点で全ての周波数での位相を揃えるFreqPhase搭載という所や可変抵抗で低音を調整できるというのが私が気に入ってる点でもあります。

細かい御託はいいから静かな場所でじっくりと聴きまくりました。
ロック、ハードコア、ミクスチャー、JPOP、アニソン、サイケ、ジャズ等です。

第一印象は音場も広く解像度も高く遮音性も素晴らしい!でした。
全体的に綺麗にまとまってて各BAの繋がりも自然でしたが、繋がり自体は以前聴いたK10Uの方があるように感じますね。

可変抵抗入りのケーブルで低音の量も調整でき、これで幅広く愉しむ事が可能。
Angieでは10dbの範囲で調整できるようです。
私のベストポジションは2時ですが、友人Aのベスポジは4時のようです。
この辺は完全に好みですが単純に特定の帯域だけが上がっていくわけではないのが面白いなと思いました。
感覚的にはMAXになるにつれて、上がる帯域のQが広がっていくような印象を私は受けました。

低音以外だと中高音はよく伸び、高音の刺さりも無し。
10万オーバーのイヤホンだとここまでのモノが…というのが正直な気持ちですね。
私がIE80を購入したころはIE80が高級イヤホンでWestone4Rとどっちを買おうか悩んだりしていましたが今では10万からが高級イヤホンというイメージがあります。
クオリティの高いものが出るのは大歓迎ですが、私のサイフは追いついていかないので悩ましい問題です。

ちなみに私の場合は純正のシリコンイヤーピースがジャストフィットしました。
このイヤホンの評価はフィットするかしないかで大きく分かれるものと思います。
このイヤホンというかJH全般に言えるものかもしれません。

友人Aは更なるイヤピ探し&リケーブルの旅に出るそうです。

私はこのままでも充分なクオリティだと思ったのですが、友人Aはこれをきっかけにさらなるイヤホンスパイラルへの道に入ってしまった事を自覚してしまったようです。

アンジーにはアンジーにしか出ない音が、ロクサーヌにはロクサーヌにしか出ない音が、K10にはK10しか出ない音があるからそれを求めたくなったと言っています。

友人Aがアンジーを購入した事で私の興味はロクサーヌとOriolus 2nd genに固まってきたところです。まだ正式には発表されていないもののイベントで参考出展されているOriolus mellianus(純BA機)に定まってきました。

◆ANGIE 詳細◆
JH AUDIO ANGIE Universal Fit

◎特徴
Astell&KernとJH Audioのパートナーシップにより誕生。Astell&Kern製品向けにチューニングされたユニバーサルインイヤーモニターであり、フラッグシップモデル「Layla」の血脈を受け継ぐ姉妹モデルとなります。

低域、及び中域に各2個、高域に4個のドライバーを配したデュアルロー、デュアルミッド、クアッドハイ構成はLayla同様の洗練されたクロスオーバーネットワーク、スタジオマスタリング用リファレンスとして開発されたLaylaの血脈を受け継ぐ正確なサウンドで再生します。

ローリングストーンズの名曲の名を冠した、JH Audio Audio「THE SIRENシリーズ」のスタンダードモデルです。

◆特徴◆
【新たに特許を取得した新設計ドライバー搭載】
このシリーズのIEMは、音を正確にチェックするマスタリング用リファレンスとしての設計を施しています。高域用ドライバは、歪を最小限に抑え遮るものなく伸びる高域再生を。中域用ドライバーはマイナス5KHまでは完全なるフラット。低域用ドライバーは、急峻な減衰特性を有するローパスフィルタにより、事実上歪の無い設計となっています。

【独自のミニクワッドドライバー構成「soundrIVe Technology 」】
Angieは、JH Audioがパテントを取得している独自のミニクワッドドライバー構成「soundIVe Technology」を採用しています。片方のchに8個のドライバーを構成することで、広大な周波数範囲を提供します。

【独自のステンレススティールチューブ・ウエイブガイド「FreqPhase テクノロジー」】
独自のFreqPhaseテクノロジーは、多数のドライバー構成での時間軸と各帯域の位相を正確に制御する技術です。ステンレススティール製のチューブ型ウエイブガイドは各ドライバーの信号を.001ミリ秒以内に確実に到達させ、IEMとしての役割を適切に行います。

【ケーブルに低域調整機能を搭載 (Variable BASS output Adjustable Cable)】
ユーザー自身で低域の調整ができる独自開発のIEMケーブルです。調整範囲は、0~ +10dBです。低域を一番下げている状態で完全なフラットになる様に設計されています。

【アルミ加工によるロック機構を搭載した独自の4ピンケーブル】
独自開発の4pinアルミニウムケーブルコネクターにより、安全で強固な接続を実現。汗やホコリからも守ってくれます。

注意:接続は、コネクターの凹凸部分を併せ、確実に嵌っていることを確認してからワッシャー部分を締めてください。
詳しくは、こちらを参照ください。
http://www.iriver.jp/support/faq_923.php

【Astell&Kern用バランスケーブル付属】
Astell&Kernとのパートナーシップ契約により、2.5mm 4極のAstell&Kern(AK240,AK120II,AK100II)用バランスケーブルを同梱しています。

【ハンドクラフト IEM  Made in the USA】
JH Audioは、そのクラフトマンシップにより、卓越した職人によるハンドメイド製造と、最先端の技術を融合させてきた事に誇りを持っています。

Angieはケブラーファイバーボディとブラックアルミベゼル、そしてフェイスプレートにはリアルカーボンを採用。ロックミュージックをイメージしたギターピック型のデザインが映える、レッド・クローム仕上げが特徴です。

 

◆スペック
品名:THE SIREN SERIES - Angie Universal Fit
形式:ユニバーサルフィットIEM (インイヤモニター)
ユニット:カスタムメイド・バランスドアーマチュアドライバー(L/R各8個)
周波数特性:10Hz~23kHz
入力感度:117dB@1mW
インピーダンス:17Ω
特許取得技術:soundrIVe Technology、FraqPhase

◆付属品
プレミアムアルミニウム製キャリングケース
IEMケーブル (3.5㎜ 3ピン Variable 低域調整機能搭載)
IEMケーブル (2.5mm 4ピンバランス、低域調整機能搭載)
ラバーイヤーチップ (ラージ・ミディアム・スモール)
フォームイヤーチップ (ラージ・ミディアム・スモール)
スクリュードライバ- (低域調整用)